気を付けて!!!海釣りで遭遇する危険生物!
皆さんこんにちは。
低山や藪、茂みなどではマムシやスズメバチなど危険生物がいることはよく知られていると思います。
しかし、海にもそれ以上に危険な生物も多く生息しています。
今回はそんな海でよく遭遇する危険生物を紹介していきたいと思います。
ハオコゼ
出典:WEB魚図鑑
藻場や岩場の絡む比較的浅場に生息しています。
カサゴによく似ていますが背ビレ、腹ビレ、尻ビレに毒棘を持っており、刺さりやすく少し触れてしまっただけでも刺さってしまいます。
刺された瞬間にジンジンと痛みだし指先だと肩のあたりまで、数時間~1週間痛みが続きます。
持ち帰る際はプライヤーやはさみなどでヒレを切り落とすようにしましょう。
対処法はまず傷口から毒を吸い出し、蛋白毒の為やけどしない程度に熱いお湯に30分~1時間程つけましょう。
アイゴ
出典:WEB魚図鑑
こちらも一見危険そうには見えませんが毒があります。
背ビレ、腹ビレ、尻ビレに毒があり、刺されると痺れるような痛みが走ります。
痛みは数時間~数日続きます。
持ち帰る際はプライヤーやはさみなどでヒレを切り落とすようにしましょう。
対処法はハオコゼと同じで熱めのお湯に30分~1時間程つけておくことで痛みが和らぎます。
ゴンズイ
出典:WEB魚図鑑
防波堤などで釣りをしているとよく釣れる魚です。
防波堤でよく釣れることもあり家族での釣りをしている際には要注意です!
背ビレ、胸ビレに毒棘があり、刺されると激痛が走り赤く腫れ上がります。
重症の場合は患部が壊死してしまったり、最悪の場合は死亡例もあるようです。
対処法はこちらもやけどしない程度のお湯につけることで痛みは和らぎますが、
ひどい場合は病院に行き適切な処置を行ってもらうようにしましょう。
アカエイ
出典:WEB魚図鑑
砂地に生息しており、時折膝の高さほどの浅瀬に上がってくることもあります。
海水浴や、水中に入り込んで釣りをしている方が誤って踏んでしまう被害が多く刺されると棘が太いこともあり激痛が走ります。
棘には返しがついており抜きづらいので、抜けない場合は無理に抜かずすぐに病院に行きましょう。
対処法は患部をよく洗い流し、お湯につけ痛みを和らげながら病院に急行しましょう。
特にアレルギー体質の方はアナフィラキシーショックをおこし最悪の場合死に至ることもあるので十分に注意しましょう!
ウミケムシ
出典:価格.com さんパンマン
多毛類に分類されるゴカイの仲間で、体長は5~10センチ。
投げ釣りをしていると稀に釣れます。見た目からして気持ち悪く触る気にはならないとは思いますが、陸上の毛虫と同じく毛の部分に毒があり、触れるだけでもすぐに刺さってしまいます。この毛の厄介なところが患部に毛が残ることがあり、とても抜きにくいことです。
毒はそう強くないですが刺されると、痛痒くなりとても不快な思いをします。
対処法は患部を流水でよく洗い流し、残った毛をテープなどを使い抜くようにしましょう。痛みは1日ほどで無くなりますが、痒みが数週間消えないこともあります。
あまりに酷い場合は病院に行きステロイド剤を処方してもらい塗布しましょう。
アンボイナガイ
出典:livedoor Blog ありんこ日記
こちらはあまり身近に感じませんが、最近水温の上昇による影響か日本での報告例も聞かれるようになってきました。
この貝が持つコノトキシンという神経毒はなんと、コブラの37倍にも及ぶ最強クラスの毒です。血清などは今のところなく、徐々に麻痺し始め数分~数十分で呼吸困難や運動障害などを引き起こし、数時間で死に至ることもあります。
日本国内でも被害件数に対しての死亡例が多く報告されており、非常に危険です!
この他にも、魚類を捕食するイモガイ類の毒は強く注意する必要があります。
対処法はとにかく迅速に毒を吸い出し、心臓と患部の間を圧迫しながら病院に行くことです!病院では呼吸障害が出ている場合、人工呼吸器をつなぎ1日ほど安静にさせ、回復を待ちます。
まとめ
今回ご紹介したものはほんの一部で、海にはまだまだ危険な生物が数多く生息しています。刺された後少しでも異常を感じたら、深刻な状況になる前にすぐに病院に行き医師の診断を仰いでください。
またこういった時に応急処置ができるよう、ポイズンリムーバーやガーゼの入った救急セットを持っていくことをお勧めします。
今回もご覧いただきありがとうございました。
|
|